親からご飯は食べさせてはもらえた、お金の援助もしてもらえたけれど、心のことには関心を持ってもらえなかったという人は結構多い。
これは親が、学歴・就職先・結婚相手がどうかなどの形に捉われ、子供自身がどんな存在なのか?どんな気持ちで生きているのか?ということに関心を示さなかったことに由来するところがある。
そのようにして育てられてきた人は、何不自由のない生活はできたけれど、心はどこか不満足、そしてどこかに苦しさを抱えていたりする。
しかしこうした苦しみをもって生きている人達は、周りから恵まれているように見えるために、その苦しみをなかなか理解してもらえない傾向がある。
だから余計に自分の本当の気持ちを話せないという悪循環に陥ることが多くなるのである。