自然界は陰陽で成り立っている。
昼(陽)があり、夜(陰)がある。
人も目に見える肉体(陽)があり、目には見えない心(陰)がある。
これをどちらが良くて、どちらが悪いという見方をすることは、あまりないのではないだろうか?
しかし、私たち人間は物事に良い/悪い・善/悪を付けたがる癖がある。
明るい性格は良く、暗い性格は良くない・・・
健康は良いが、病気は悪い・・・
等である。
しかし少し見方を変えて観れば、健康であるがゆえに弱い人の気持ちが解らなかったり、傷つけたり、犯罪を犯す人だっている。
病気であるからこそ、自分を見つめたり向き合ったりすることが出来、弱い人の気持ちを解ろうとする態度が生まれたりすることがある。
そう考えると、健康が良くて、病気が悪いとは言い切れない。
また明るく元気だからこそ、そうでない人を励まそうとして、逆に嫌がられる人もいる。
一見暗いように見える人が、物事の真実を見抜いていたりすることがある。
そう考えれば、明るい性格が良くて、暗い性格が悪いとは言い切れない。
物事を善悪でなく、陰陽で観ることが出来れば、もう少し公平に物事を観られるようになるのではないだろうか?
昼があって夜があるように・・・
物事を善悪を付けずに見ることが出来れば、そこで起こっているありのままの真実が見えてくるようになるかもしれない。