少しのことで人を許せなくなることがある。
あの人のあの一言が・・・
あの人のあの振る舞いが・・・
あの人のあの言い方が・・・
そしてその人を自分の世界から遠ざけてしまうようになる。
そのようなことを積み重ねていくことにより、 人間関係を狭め、自分の生きる世界を狭くしてしまうことがある。
その結果いつも同じような人とばかりいることになり、人生が退屈で窮屈に感じることが多くなるかもしれない。
多種多様な人が住んでいて、ますます多様化しているこの世の中で、少しのことが許せないのは、とても無理な生き方をしているとは言えないだろうか?
これからはむしろ様々な人や状況を受け入れていく心の広さや柔軟さ、他を労わる慈悲の心を育んでいく方が、自分も他者も互いに生きやすくなるのではないだろうか。