心にぽっかりと空いた、寂しさ・虚しさの穴を、人からの関心や愛で埋めようとしても、一時はよいかもしれないが、いつの間にかまただんだん同じような寂しさ・虚しさを抱えていることに気づくようになることがある。
人は自分の心の穴を埋めるためには、他者からの承認・関心・注目・評価・尊敬などを得る必要があると考えがちである。またそうすることに躍起になってしまうこともある。
しかし自分の心に空いた穴は、自分で修復していこうとしない限り癒されることはないだろう。他人は一時それを手伝ってはくれるが、その穴の代わりになるわけではない。
恋人と別れた時、パートナーと離婚や死別した時、子供が自立して離れていった時、退職した時等々・・・
もともと空いていた心の穴が、また露になっていくことがある。
自分の心に空いている穴は、そもそも自分が体験した出来事をどう思ったことでできてしまったのか?
ごまかしたり、放置したりせず、よくよく見て対処していきたいものである。