世の中自分より辛い人はたくさんいる。
そのことが、今以上の苦労や我慢を自分にさせる理由になるだろうか?
人と辛さの比較をしたところで自分を救うことはできない。
自分は今どのくらい辛くて、実はどのくらい余裕があるのだろうか?
それにしても、辛いと感じている自分がいることに何ら変わりはない。
もしその辛さに目を向けず、自分をごまかしごまかし生きていったとしても、その辛さは増していくばかり・・・
それどころか、その辛さにいつか飲み込まれてしまう時が来るかもしれない。
であるならば辛さを訴えている自分に対して、適切な処置を施してあげたいもの。
自分を辛くさせている真の原因は何だろうか?
何によってその辛さは生まれたのどろうか?
どのような環境に自分を置くことによってその辛さが増しているのだろうか?
どうすればその辛さから自分は解放されるのだろうか?
そうしたことを一つ一つ具体的に把握して、それぞれに適切な処置をとらなければ、その辛さは解消されない。
人と比較をして、自分はまだまだだと頑張り続けた末に、本来の自分を見失ってしまう、或いは取り返しのつかない状態に陥ってしまわぬうちに、苦しんでいる自分に早い段階で目を向け、自己救済に取り組むことをお勧めしたいものである。