問題はいち早く解決すればいいの?

私たちは人生に何か問題が起きた時、解決を急ぐあまりその問題が発生した真の原因に迫ることなく、表面的な対処をしてしまうことが多々あったりする。

問題の表面だけを捉えて小手先だけで対処した場合、その問題が根本的に改善されていなければ、一旦は良くなったかのように見えたその問題が、また再発してしまうことはよくあることだ。

それは人間関係においても、心身の病においても同じことである。

病気になって熱が出れば解熱剤を飲んで熱を下げる。

人間関係がうまくいかなくなれば、その人を無視して避けるようにする。或いはは属している組織を自分が辞めたりする。

これらの対処法をとった場合に、問題はその瞬間軽減し無くなったように思えるかもしれないが、後にまた同じような問題にぶち当たったりすることもある。

そして次に同じような問題に出くわした時は、状況の改善が以前より難しくなっているように感じるかもしれない。

もしそのように感じるようであれば、前回の対処法がいかに表面的で根本的な対処が成されていなかった、という事を現実が物語っているのである。

ゆえに問題は、必ずしもすぐに解決することが大事なのではなく、その問題が起きた本当の理由を知って、真摯に向き合い対応していくことの方が大事なのである。



何度も同じような問題につきまとわれて自分を疲弊させていくようになるのと、 一見大変かもしれないが起きた問題の根本的対処を行い、一つ一つクリアーしていくのとでは、どちらが清々しく生きられるのだろう?










2022年9月30日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime