この自分と共に

前世があろうがなかろうが、来世があろうがなかろうが、

この肉体を持った自分で生きるのは、どのみちこの一回だけ。

そう考えたらどんな自分であろうが、死の瞬間を迎えるまでこの自分と共に生きていくことになるのだから、そんな自分を認め愛する覚悟を持つことである。

私たちはどうあがいても自分でない自分を生きることはできない。

未熟な自分がいたら、それを認め育てていけば良い。

至らぬ自分がいたら、それを認め磨いていけば良い。

人に迷惑をかけてしまう自分がいたら、それを認め改めていけば良い。

どんな自分がいようとも自分を嫌う必要など一つもなく、 様々な自分と一つ一つの向き合い、認め愛していくことによって人生が報われていく。

もし自分を認めることも、愛し育てることも難しいと感じるなら、それを誰かに手伝ってもらうことを自分に許可することである。



2022年11月30日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

答えの見つからない悩み

私たちは時折どうすればよいのか?あれやこれやと思い悩むことがある。

一生懸命過去の前例に照らし合わせながらその答えを見つけ出そうとしても一向に見つからない時もある。

もしかしたらそんな時は、心の浅いところを掘っ繰り返しているだけなのかもしれない。

自分の心が本当に求めている真実は、もう少し深いところにあるのかもしれない。

そこで腹を決めて心奥深くに目を向けていく時、意外な真実が見えてくることがある。

「自分はずっとこれを求めていたんだ・・・」とその事実に辿り着いた時、心は今まで味わったことの無いような解放感を味わうかもしれない。

何をやっても心が晴れない・・・

何をしていてもいつも心に不満が残る・・・

もしこのような心の状態が続くようなら、一段深めた心の旅に出てみるのも一つである。

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2022年11月28日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

栄華の後の没落は・・・

栄華の後の没落は身に応えるものがある。

過去が栄えていた人ほど、それが没落した時に立ち直るのが難しくなることがある。

あれだけ盛っていたのに・・・
いったいあの時は何だったのか? 

どうしてこんなことになってしまったのか?

何度も何度も思い返しては過去が忘れられず、気持ちを切り替えなければと思いつつも現状のはかなさにより一層気持ちを落ち込ませてしまう。

コロナ禍と言われる昨今、このような気持ちを体験している人は多いかもしれない。

もしどうしても気持ちを切り替えることが難しい時は、その気持ちを誰かと分かち合ってみるのも悪くない。

苦しい時、辛い時、虚しくて仕方ない時、それを言葉にして人に言えることは、一人で重荷を抱え込まないことになり、精神的回復への第一歩につながることが多いからである。







2022年11月19日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

私が私を感じる時

人は自分を語ることで、自分という存在を認識していく。

人は自分の気持ちを話すことで、心のわだかまりやモヤモヤが晴れていく。

人は自分のしてきた体験を誰かと分かち合うことで、自分の存在価値のようなものを感じていく。

しかし、もしこうした自分の思いを誰にも話せない、或いは相手の偏った決めつけや解釈でしか聞いてもらえないようであれば、自分の思いは心の中に留まる一方となり、自分自身の存在価値を見出すことや、自己を確立していくことが難しくなってしまう。

人が自分を感じ自己を確立していくためには、自分の話や心の内にあるあらゆる思いを、ありのままに聴いてもらうという体験が大切になるのである。









2022年11月18日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

様々な悩みが解決されるまで

人々が抱える悩みには、様々な解決のパターンがある。

私は20年以上相談業務に携わってきたが、それは千差万別・十人十色と言ってよいだろう。

一回の相談で解決していく悩みもあれば、5回6回と話をしていくうちに解決する悩みもある。深い悩みを抱えている人は年単位で取り組む場合もある。

また解決することよりも話を聴いてもらうことで自分の心を整理したり、話をありのままにすることそのものを楽しんでいる人もいる。

悩みの解決法は、人によっても悩みの種類によっても様々である。

また悩みが解決すれば、心が晴れて楽になるというのはその通りであるが、悩みの種類や深さによっては、解決を急ぐことでかえって辛くなってしまったり、絶望を感じてしまうこともあるだろう。

後者の場合、抱えている悩みを自分なりにどう扱えばよいのかをある程度把握していくことができれば、自分が目指す解決への道筋が見えてくる。

解決への道筋が見えてくれば、それが一生かかって取り組んでいく大きなテーマであったとしても、それほど混乱したり自分を見失って自暴自棄になることは少なくなり、心も安定していくことだろう。

大切なのは自分の抱えている悩みが、いったいどのような性質のものであるのかをまずは知ることであり、そこから解決への一歩が始まるのである。






2022年11月17日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

感情を露にするのは恥ずかしいこと?

職場などの公の場で、或いは人前で、感情を露にすることは恥ずかしいこと、マナーに反することだと思い、一生懸命感情的にならないようにして対応していることが、自分自身の心や体にかなりのダメージを与えていることがある。

お客さんに不条理なことを言われ悔しい思いをするサービス業の方々、患者さん利用者さんにその日の気分で八つ当たりされる医療・福祉関係の方々、しょっちゅう上司に怒鳴られたり嫌味を言われる新入社員、ご機嫌斜めな両親に毎回当たられる子供達、このようなことが続くようなら抱えるストレスは半端ないものになるだろう。

どこかでこうしたストレスを発散出来ていれば少しは良いのだが、我慢強い人は無自覚に自分の辛い感情をため込んでしまう。

するとある日、起きて間もなく何故だか涙が流れてきたり、人を見るとイライラしてたまらなくなったり、その場からいなくなりたい気持ちが消えなかったり、感情をコントロールすることがままならなくなっていく。

もしこうなってしまったら、どこかで思いっきり感情を吐き出すか、或いは専門機関に相談をすることが無難かもしれない。

しかしそうなる前に何とかする手立てはないのだろうか?

感情的にならないまでも、少しだけ自分の気持ちを前に出して相手に伝えてみるのも一つである。例えば相手の憤りを受け止めつつ「そう言われてしまうと私も辛いです」「今のはこたえます」「今の私では、あなたの期待に応えることが難しく感じます」などと口に出して伝えてみる。

相手の立場が上だとしても、本来人間同士は対等な存在。

自分がもし誰かに圧倒されそうになったり、潰されそうだったら、少々勇気を出して気持ちを一歩前に出してみよう。

あなたの小さな勇気が、事態を変えるかもしれない。


もしもそれが難しいようなら、他のだれかに相談して力になってもらうことをお勧めする。








2022年11月15日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

批判的な気持ちが多くなる時

自分の気持ちに噓をついて生きていると、他人に対して批判的になることが多くなる。

例えば本当は恋愛をしたいのに、自分には無理だとか、どうせ付き合ってもうまくいかないなどとその気持ちを見ないようにしていることで、自由に恋愛をしている人や、複数の異性と仲良くできる人を見てやたら批判したくなることがある。

あいつは身勝手だとか、異性にだらしがないとか、そのうち失敗するだとか、様々な批判が心の中を渦巻くようになる。

しかしそれを思っていたところで、またはそれを当人に伝えたところで、心がスッキリすることは無いばかりか、返って苦しくなってしまうこともあるだろう。

このことにかかわらず様々なことに対してやたら批判的になっている自分を感じたら、何か大切な本心を否定して生きているのではないか?とじっくり時間をとって自分自身への問いかけをしていきたいものである。














2022年11月13日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

一生懸命の裏側には?

自分が高みにいるような気分で一生懸命困っている人のサポートをしていても、いつの間にか自分が嫌だと思う人たちに囲まれていたり、裏切られるなどして、人間関係を良好に保つことが出来ず寂しさやストレスを抱え込んでしまうという事が、人生には起こることがある。

このような場合、一生懸命頑張っている心の裏側に『本当はもっと目を注いで欲しい辛い気持ちの自分』がいたりする。

例えば心のどこかが傷ついていたり、我慢に我慢の連続でとても疲れていて、そこに何らかの手当が必要であるにもかかわらず、その欲求を満たそうとする自分の甘えを許せずにいたり、 逆にこの位でへこたれてはダメだ!と自分に厳しくはっぱをかけていれば、人の優しさを遠ざけたり、甘えている人や至らぬ人を見て腹が立つことが多くなる。

そうしていつの間にか自分が孤立していることに気づくのである。

もしこのようなことが起こったら、感情的になって自分や他人、またはおかれた環境を責めたり嘆いたりするのではなく、今自分に起こっていることが何なのか?一旦立ち止まって冷静に見つめていきたいものである。

もしかしたらその原因は、心の深いところにあるのかもしれないから・・・





2022年11月12日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime

大好きと大嫌いは表裏一体

誰かのことを好きになり、好き!好き!好き!と思っていることが、何時しか嫌いに変わることがある。

その人を一心に思う気持ちは良いのだが、それがだんだん覚めてくると嫌なところが徐々に見え始めてくる。

そのうちにこんな人に惚れていた自分のことさえイヤになることもあるだろう。

これはいったいどうしたことか?

自然界には陰陽の法則があり、陽が極まると陰に転じ、陰が極まると陽に転ずるという法則がある。

人を好きになり過ぎると、いつしか反転し嫌いになるというのは、 陽が極まって陰へ転じた至って自然なことなのである。

だからと言って人とお付き合いする時に、好きになり過ぎないようにいつも冷静でいなければと思っていたら、好きになること自体が難しくなる。

ではどうすればよいのだろう?

感情的に人を好きになることは、人として自然なことであり、生きていくための力になることでもある。

故にもし好き!好き!になっている自分に気づくことが出来たら、それと同時に冷静な目をもって相手を観たり感じたりすることを忘れないでいることである。

もしそれが難しければ、友人や第三者に相手を観てもらって、客観的な意見を聴くのもよいだろう。

何れにしても自分が短期的な恋のような関係性を相手に求めるのか?

末長くお付き合いしていく関係性を望むのか?

相手との関係性を育みつつ、自問自答しながらじっくりその答えを出していきたいものである。













2022年11月6日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime