誰かのことを好きになり、好き!好き!好き!と思っていることが、何時しか嫌いに変わることがある。
その人を一心に思う気持ちは良いのだが、それがだんだん覚めてくると嫌なところが徐々に見え始めてくる。
そのうちにこんな人に惚れていた自分のことさえイヤになることもあるだろう。
これはいったいどうしたことか?
自然界には陰陽の法則があり、陽が極まると陰に転じ、陰が極まると陽に転ずるという法則がある。
人を好きになり過ぎると、いつしか反転し嫌いになるというのは、 陽が極まって陰へ転じた至って自然なことなのである。
だからと言って人とお付き合いする時に、好きになり過ぎないようにいつも冷静でいなければと思っていたら、好きになること自体が難しくなる。
ではどうすればよいのだろう?
感情的に人を好きになることは、人として自然なことであり、生きていくための力になることでもある。
故にもし好き!好き!になっている自分に気づくことが出来たら、それと同時に冷静な目をもって相手を観たり感じたりすることを忘れないでいることである。
もしそれが難しければ、友人や第三者に相手を観てもらって、客観的な意見を聴くのもよいだろう。
何れにしても自分が短期的な恋のような関係性を相手に求めるのか?
末長くお付き合いしていく関係性を望むのか?
相手との関係性を育みつつ、自問自答しながらじっくりその答えを出していきたいものである。