自分の親がしてきたことがどうしても・・・

自分の親がしてきた過ちや失敗に対して、それを恥じていたりすることはないだろうか。

もしそのような感情を持ちながら生きていくとするならば、結果的に自分で自分の首を絞めるという可能性を生じさせてしまう。

親がしていることが仮に何であれ、それを恥に思っていれば、いつの間にか自分の意識の中に劣等感が生じいくようになる。

例えば親が事業に失敗し、借金を抱えてどうにもならず自己破産をするなどした時に、子供はそれを心のどこかに抱え込んでしまうことがある。

そうすると子供の心の中に暗い影ができてしまい、自分がしているわけでもないのに劣等感や罪悪感のようなものを、心の奥に抱えたまま生きていくようになってしまうことがある。

もしこのような目に遭った時には、どう考え受け止めていけば良いのだろう?

・・・

このような時は、まず親の失敗を自分が悪く受け取らないことが重要になる。

そして、なぜ自分の親は失敗したのだろうか? 

何が親をそうさせたのだろうか?

その要因をしっかり探ってみたり、親や親に関わっていた人たちから直接話を聴くなどして、そこから学びを得ていくよう心がけることである。まるで親が体験したことを、あたかも自分が経験しているかのように・・・

このような作業はそう簡単ではないかもしれないが、もしそうしていくことが出来れば、親が体験した失敗から自分自身が貴重な教訓を得ることが出来る。それはやがて自分の力にもなっていく。

どんな親の元に生まれようと、その親の生き様から得られる教訓は、多大にあるのではないだろうか?

親をできるだけ毛嫌いしょうとせず、その人生すらをも決して無駄にしない生き方をしていけば、最終的に自分自身を救い成長させていくことが可能になるのである。

2023年3月3日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime