私達は感情という機能を持ち合わせていることによって、
人生を楽しめたり、逆に破滅させてしまったりすることがある。
唐突だが、感情とお酒は似たところがあるように思う。
お酒は味わったり、楽しんでいるうちは、良い形で機能するが、
飲み過ぎたり、溺れてしまったりすると、
人間関係や自分の人生を、破滅させてしまうことさえある。
感情も上手にお付き合いしていられれば、心地よく生きられるが、
楽しさに溺れたり、悲しみや怒り(ネガテイブ感情)に囚われてしまうと、
同じように人間関係や自分の人生を、破滅させてしまうことさえある。
だからと言って感情を持たなかったとしたら・・・
人生が味気の無いものになってしまうかもしれない・・・
感情があるからこそ、嬉しい楽しい/悲しい辛い等の感覚を味わうことが出来るし、感動というものも味わえる。
感情とのお付き合いは、それほど簡単なものではないかもしれないが、
程々にお付き合い出来るようになれれば、人生を楽しめる可能性が広がる。
『人は感情で臨場感をもって人生を楽しみ、感情で人生を台無しにする』
という相矛盾するものを持ち合わせていると言える。
そういうものを持って生まれ、それで人生を味わっているのだと思えれば、
少しは楽に生きられるのかもしれない。