ああするべき、こうするべき、
ああなりたい、こうなりたいが多くなると、
ありのままの自分を愛せなくなる。
いつも自分に条件付きの評価を与えるようになり、
○○でない自分や、○○になれない自分を、ダメなモノ扱いしがちになる。
自分が定めたことを、自分がクリアーしているうちは良いかもしれないが、
それができなくなった途端に、自分が嫌になっていく。
そしていつしか他人に対しても、同じような態度をとっていたりするようになる。
あの人は○○だからダメ、○○ではないからまだまだね。などと・・
人の至らぬところがやたら目に付くようになり、ありのままのその人を受け入れられなくなる。
すると人に対しての批判や不満が多くなり、次第に人との距離が離れ、なかなか人を愛せない自分になっていくのである。
一生懸命生きている割に、幸せを感じられなかったり、他者から見れば申し分のない状況にあるのに、心の中に寂しさ虚しさを抱えてしまうのは、こうした理由からなのかもしれない。