お彼岸で先祖供養も大切だけれど、自己供養することも忘れないようにしたい。
辞書を調べれば、供養とは死者の霊などに、行動(身)と言葉(口)と心(意)の3種の方法によって供物を捧げることなどと書いてある。
自己供養とは、今まで生きてきた自分に感謝をしつつ、労わることが出来なかった体の部分を労わったり、叶えてあげられなかった思い、今の生活を維持するために犠牲になってしまった思いなどに思いをはせ、その思いが自分の中で現在どのように存在しているのかを観てあげることでもある。
心の内に存在する自分が納得していれば問題はないが、納得していないようであれば、今の自分に出来ることはどんなことだろうか?どうして欲しいのだろうか?と耳を傾け寄り添ってあげることも自己供養につながる。
その結果過去の自分が望むようであれば、一緒に行動してもよいだろう。昔通っていた学校や、住んでいた家、または気になる場所や人を訪ねてみるのも一つだ。
そうすれば何か大事なことを思い出したり、気づいたりすることがあるかもしれない。
なんとなくずっとモヤモヤしていた心の奥底の思いが、次第に解き放されていくかもしれない。
