カウンセリングは、何よりも自分が話すことに集中できることが最大の魅力になります。

友人や家族と話をしていても、話の内容が相手の都合で変わってしまったり、

相手の価値観を被せられてしまったり、最後まで自分の話を聴いてもらえるとは限りません。

そうすると本当に自分が言いたかったことが解らないうちに会話が終了になり、

心の中にモヤモヤするものが残ってしまうことがあります。

「それをまあいいか・・・」と思って放置し続けていくと、

だんだん何てことのないことにイライラするようになったり、

ちょっとしたことでなぜか涙が溢れてしまうことが多くなるかもしれません。

カウンセリングは、話し手が主役になれるコミュニケーションになりますので、

あなたが話したいと思うことを、充分に話すことが出来ます。

カウンセラーはあなたの話に丁寧に耳を傾け、

あなたが言わんとしていることをしっかりと聴いていきます。


そのようにして対話を重ねていくうちに、

自分が本当は何が言いたいのか？

本当はどうしたいのか？

ということに段々気づいていくようになります。

一般の人同士の相談の中でよくあるのは、

自分がどうしてよいのか解らなくて、

誰かに相談した時に

その人の見立てや、経験則でアドバイスされることが多いのではないでしょうか？

たまたまそのアドバイスが、的を射ているものであれば問題はありませんが、

相談したのにスッキリしない・・・

アドバイスされたことがピンと来ない・・・

等ということはよくあることです。

その点カウンセリングは、

『自分の内側にある答えに気づかせてもらえる』

という特徴があります。

そうした意味においてカウンセリングは、

『自分の本心や本質と出会うためのコミュニケーション』

と位置づけることが出来るのです。