心の渇きはどこからやってくるの?

心の渇きはどこから生じるのだろうか?

それほど心の渇きを感じない人と、渇いて渇いて仕方ない人では一体何がそんなに違うのだろう?

心の渇きを生じやすい人は、本当は自分にとって必要な心の栄養素を、子供の頃に得ることができず、別のもので代用せざるを得なかった経験をしていることが多い。

例えば、両親が何らかの事情で別の兄弟に付きっきりにならざるを得ない状況があったり、経済的な事情等から必要にして十分な注目を得ることができなかったりすることによって心の渇きが生じやすくなる。

その渇きの代用をゲームやテレビ、また別の兄弟姉妹にきつく当たるなどすることによって潤そうとしたりする。

しかしその代用行為が、自分の心を真に満たしてくれることは無いばかりか、返って自分の心をむしばんでいくことさえある。

しかし人は、本来の心の渇きを潤す方法を獲得できないでいる場合、よっぽどのことが無い限りその代用品を求め続けていくのである。また気づかぬうちに自分の子供にさえも、その代用品の役割をさせていることがあったりする。

実は新たな何かに取り組む度に、人生がいつのまにか本筋からズレてしまい不本意な思いを何度もするのは、このような隠された動機に端を発していることが多いのである。



本来欲しいと思うことに素直になって心を開くことが出来れば、今までの現実が変わっていくこともあるのだけれど・・・

2023年6月23日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 「ほっ」とTime