人間関係の問題が起こる要因の一つに、自身の心のバランスの問題が隠れていることが多い。
例えば普段から自分のしたいことを抑えて我慢の日々お送っていると、それを我慢せず自由に振舞う人に対し、ついつい嫌味を言ってしまったりする。
また本当は人を頼りたいのに、なかなか頼れずにフラストレーションを抱えていれば、自由に人を頼っている人を見て、腹を立ててしまったりする。
人はしたいことと、実際にしていることがズレていればズレているほど、心のバランスを崩しやすい。
心のバランスを崩していると、それが人間関係に現れやすくなる。
あれ・・・なんであんなことを自分は言ってしまったのだろう?
などと思う時には後の祭りで、相手との関係は既に気まずくなり修復困難にさえなってしまうことがある。
また言葉には出さないまでも、そうした鬱屈した思いや嫉妬心を抱え込んでいればいるほど、その対象になる人との関係を築くことは出来ない。
このように人間関係の様々な問題は、自身の心のバランスを崩していることから生じる場合が多いのである。