早く結果を出したい。
早く自分が望んでいることを叶えたい。
こうして早く早くと焦れば焦るほど、自分が望む結果が逆に遠のいていくことがある。
思ったことを瞬時に実現できることは、格好が良いかもしれないが、物事には必ずしも早く結果が出ないほうが良いことがある。
・果物はまだ熟しきれていないうちに食べたとしても、あまり美味しくなかったりする。
・結婚も早くしすぎて、後々相手の嫌なところが見えてきて嫌になり、離婚に至ることがある。
・病気も早く治ったことで、その病気から学ぶ真の知恵や気づきが得られず、再発を招くことがある。
・子供も早く持つことで、人間として親としての未熟さゆえ満足に育てられないことがある。
物事にはそれぞれに整っていくタイミングというものがある。
そして人は、それぞれに物事が成就する相応しいタイミングというものを持っていたりする。
早く早くと焦るより、
他の多くの人と同じようになりたいともがくより、
今の自分が本心から望んでいることや、自分に吹いてきている風向きを感じながら、心願成就のタイミングをつかんでいきたいものである。