基本的に人から見守られていると感じて生きている場合と、
人から監視されていると感じて生きている場合では、
体験する人間関係が大きく異なっていく。
前者であれば、人間関係を通じて豊かな人生を味わうことが出来るが、
後者の場合は、人間関係で傷ついたり疲弊したりすることが多くなる。
こうした意識の差はどこから生まれるのだろうか?
それは子供の頃共に生活をしていた両親や祖父母から向けられていた視線の性質によるところが大きい。
その視線が温かく豊かなものであれば、自分に対する肯定的感覚が心の中に記憶され、
支配的で条件が課されたものであれば、自分に対する否定的感覚が心の中に記憶されていく。
人間関係における緊張感やストレスを多く感じる人ほど、こうした負の影響を受けている可能性が高いと言える。
もしこうした負の影響に苦しみ、そこから自分を解放していきたい時は、 育ててくれた家族と少し距離を置き、自分を大切に思ってくれる他の誰かと安定した関係性を保っていくことが近道になることがある。