人間は賢く生きるより、体験することに重きを置いているところがある。
上手くいかないとなんとなく感じていることでも、それをやってみなければ、実感を得ることはできない。実際に体験することで身に染みることがある。
それをやったら楽しいと思うことも、実際してみなければどんな体感が得られるのかわからない。だからそれをしないでいると、いつも心の中に悶々としたものを抱えることになる。
人間は体験してみたいことがいろいろある。そしてその体験から得られることがたくさんある。
上手くいった体験が、その後の人生に良い影響を及ぼすとは限らないし、
上手くいかなかった体験が、その後の人生に悪い影響を及ぼすとは限らない。
どのような体験をしようとも大切なのは、自分が体験したことから得た気付きや教訓を、その後の人生に活かそうとする心持ちではないだろうかと思う。
こんなことしなければよかったと後悔したり、どうしてこんなことになってしまったのだろう?などと思うようなことも、その体験から学び、これからの人生に活かしていくことは、自分自身の心持次第で可能になるのである。