人生がなかなか前に進まず何年たっても同じようなところに居るように感じることはありませんか?
どうしてもその先へ進めないことがあり、まるで見えない壁のようなものが立ちはだかっているように思える時、心の奥底に深いあきらめの気持ちを抱えていることがあります。
例えば末永くお付き合いできる良き仲間を作ることや、人生のパートナーを得ること、一生かけて取り組み続けることが出来る仕事に巡り合うことなど、それを得たいと思っていても、あと一歩のところで逃してしまったり、なぜか途中でダメになるということが繰り返し起こるような時です。
また心の奥底に深いあきらめがあるのは、まだ幼かった頃に両親との関係性や、その他の人との関係性の中で、愛すること・愛されることをあきらめてしまう何らかの決断があったことによるものが多いのです。
例えば幼い頃両親に愛されたくて、一生懸命自分を何らかの形で表現したけれど、受け入れてもらえなかったことや、両親の忙しさや大変さを観て、自分を主張することや表現することを止めてしまったことによるものだったりします。
幼い時にしたあきらめの決断は、心の中で強い影響力を持ち、そのあきらめを通して物事を見たり、自分があきらめているような結果を現実に引き寄せたりするよう無意識のうちに働きかけるようになります。
そうすると人生で体験する様々なことが、最終的にネガティブな結果となっていくことが多くなります。そして『やはり自分は愛されないんだ(大切に思ってもらえないんだ)』、『自分の愛は受け取ってもらえないんだ』などと思う気持ちを更に強化してしまうようになっていくのです。
もしこのような状態を何度も経験するようになると、頑張って努力すればするほど最終的に辛い思いをするようになるため、年を取る毎にあきらめの気持ちが強くなるという悪循環に陥ってしまいます。
人生はとり様によっては、生きている分辛くなっていくこともあるのです。
ですので少しでも満足いく人生を送るには、このような悪循環ループから脱却してく必要があります。
それには乗り越えようと頑張って努力することよりも、心の奥底にある深いあきらめにアプローチをして、それを解放していくことを試みることです。
これは決して簡単な作業ではないかもしれませんが、まずはそこへ目を向けようと思うことから、解放へ一歩が始まります。
少しだけ勇気をもって、今まで目を向けきれていなかった方向へ進んでいきましょう!