自分の子供や、年老いた親、妻・夫に対してついつい感情的になって怒りをぶつけてしまう・・・
そんな自分が時々嫌になったりしながらも、感情的に怒ることをなぜかやめられない・・・
怒らないようにしよう、感情的にならないようにしようとその時は思うものの、また以前と似たような場面に遭遇すれば、同じような反応を繰り返してしまう。
このようなことを体験している人は、多いかもしれない。
こんな時に、今度は怒らないようにしようと思うことよりも、怒りの裏側にある本当の気持ちを次こそ相手に伝えようと思うことの方が大切である。
例えば何度伝えても、同じことを繰り返す身内に対して怒るのは、自分の伝えていることをなかなか理解してもらえない、或いは共有してもらえないという寂しさが心の中に存在しているから。
まるで自分という存在が、誰からも理解されずないがしろにされているように感じているのかもしれない。
しかし心の中にあるその寂しさは、相手にどれだけ伝わっているのだろうか?
むしろ相手に伝わっているのは、眉間にしわを寄せ荒れ狂う恐ろしさだけしか伝わっていないかもしれない。
こうして怒りをあらわにするたびに相手との溝を深くしてしまうのであれば、
本心で思っていることをきちんと相手に伝えることを心掛けるのも、悪く無いのではないだろうか。