自分に愛が不足すると、自分以外の人に愛を与えることが難しくなる。
一生懸命頑張ったり、人のために尽くしたりしているのに、心と体は年々疲れていく一方だなと感じたり、時に自分の出来ていないことをして楽しんでいる人を見ると、羨ましくなることがあったりする。
このようなことを感じる時は、自分に愛が不足している状態と言える。
ではどうして自分に愛が不足していくのかと言えば、自分の本心で思うことを大切にすることが少ないからかもしれない。
お金だ、仕事だ、地位だ、名誉だ、人の愛だ、人の世話だ、自分の存在認知だ等、どこかで何かの犠牲になって得ようとしていることが、本当はそれほど欲しくないものばかり集めているのかもしれない。
ずーと生きてきてヘトヘトになっていくのなら、自分の本当の気持ちをどこかで解放する瞬間があってもよいのではないだろうか。
4月 2022のアーカイブ
人間関係の問題が起こるのは?
人間関係の問題が起こる要因の一つに、自身の心のバランスの問題が隠れていることが多い。
例えば普段から自分のしたいことを抑えて我慢の日々お送っていると、それを我慢せず自由に振舞う人に対し、ついつい嫌味を言ってしまったりする。
また本当は人を頼りたいのに、なかなか頼れずにフラストレーションを抱えていれば、自由に人を頼っている人を見て、腹を立ててしまったりする。
人はしたいことと、実際にしていることがズレていればズレているほど、心のバランスを崩しやすい。
心のバランスを崩していると、それが人間関係に現れやすくなる。
あれ・・・なんであんなことを自分は言ってしまったのだろう?
などと思う時には後の祭りで、相手との関係は既に気まずくなり修復困難にさえなってしまうことがある。
また言葉には出さないまでも、そうした鬱屈した思いや嫉妬心を抱え込んでいればいるほど、その対象になる人との関係を築くことは出来ない。
このように人間関係の様々な問題は、自身の心のバランスを崩していることから生じる場合が多いのである。
素直な気持ちはどこへ
様々な人に様々なことを言われていると、素直な自分の気持ちを忘れてしまうことがある。
人に最もらしいことを言われると、自分の気持ちが揺らいでしまうことは誰にでもあるかもしれない。
しかし心の奥底にある素直な気持ちに背いて、一見最もらしいことを言う人の意見に賛同してしまえば、かえって心が迷子になって辛くなることがある。
何か大切なことを決める時は、人の意見を参考にするのはよいけれど、最終的に自分の本心(素直な気持ち)の声をしっかり聴いたうえで決めることが何よりも大切になる。
先先焦れば
何か結果を出そうとして先を焦っても、焦った状態が続くだけのことがある。
例えば結婚したいと思って焦っていながら、いつの間にか40歳・50歳になっても独身のままだったりする。
先を焦ることが、先を焦る未来を創り出してしまう・・・
そして焦りが焦りを呼ぶようになり、それを回避するために別のことで焦りの気持ちを埋めようとするようになる。
しかし現状は一向に変わらない・・・
先先に目がいっていると、今に集中することが出来ない。
今抱えている現状に目を向けず、理想を追いかけたり、先先の不安に捉われ続け現状に対して何ら手を打つことがなければ、その状態の未来が展開されていくだけである。
私たちは今の現状に向き合い、今に集中し、そこから一歩を歩まねば真に進むことはできないのである。