どうして子供は、私に反抗的な態度ばかりとって言うことを聴こうとしないのだろう?
どうして部下からは、なかなか信頼してもらえないのだろう?
などと思い煩うことはないだろうか?
そうしたことになるには様々な要因が考えられるけれど、その要因の一つに、過去の自分の行いが返ってきているというものがある。
例えば自分がまだ子供だったり若かった頃、両親や目上の人に対してとり続けた反抗的態度や信用しないという態度が、立場を変えて自分が上の立場に立った時に、そっくりそのまま返ってくることがある。
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もし過去において思い当たる節があるようなら、子供や部下に対して思い煩うより、もう一度自分の過去を振り返り、両親や目上の人達に対してとり続けた自分の態度を見つめてみたい。そしてその当時の両親や目上の人達は、こんな気持ちだったのだろうか?と思い馳せてみることである。
更には、自分がまだ子供だった頃・若かった頃に両親や目上の人達に対して何がそんなに嫌だと感じていたのだろうか?と思い巡らしながら、今の自分がそれと同じような態度を、知らず知らずのうちに子供や部下に対してとっていなかったろうか?と振り返ってみることである。
この二つのことをしっかり行ったうえで、子供や部下に対する態度を誠実かつ謙虚なものに変えていくことが出来れば、これ以上の関係性の悪化を防いでいくことが可能になる。
人の心というものは、どこかでつながっている・・・
そう捉えることで、問題解決がスムーズになることがある。