理想の自分を追い求めて、

その理想にたどり着くまで自分に鞭を打つばかりでは、

いつか苦しくなって限界がきてしまうかもしれません。

『これではまだダメ！もう少し頑張ろう！』と、

自分を叱咤激励し

頑張り続けているのだとすれば、

それを言われ続けているもう一人の自分の方が、

『いつまでこれが続くのか・・・』と

だんだん頑張るのが嫌になってくるかもしれません。

高い理想を追い求めて、

それを実現していくことは素晴らしいことですが、

それ一辺倒になればなるほど、

いつか身も心ももたなくなって

自己コントロールを失ってしまうことが多くなります。

どんなに自分に言い聞かせても

心のコントロールが難しくなってきたり、

奇妙な妄想が浮かぶようになってきたら、

息抜きや気分転換が必要な時です。

それでもなお自分に厳しい人たちは、

そんなことをしたら

自分は際限なく甘え、

だらけてしまうのでは？

とか、

もしそうなったら、

負けなのでは？

逃げなのでは？

今までの自分を失ってしまうのでは？

などと思い、返って不安に苛まれてしまうことがあるかもしれません。

しかし息抜きや気分転換というのは、

決して自分を甘やかすことだけでなく、

一旦自分に空白を与えることで、

自分の現状に対する気づきを得ていく機会にもなります。

そして現状に対する気づきが得られれば、

それに対する適切な対応も可能になります。

人は理想や目標に向かってがむしゃらに頑張り続けたり、

自分を厳しく鍛え続けることだけが、

自身の成長になるとは限りません。

常に『自分の今』と向き合っていくことも

自身の成長につなげる大切な要素になると

肝に銘じておきたいものです。

・・・

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