どうしても仕事のことを考えると辛くなる・・・
会社に行くのが辛くて仕方がない・・・
そんな自分を、ダメな人間と責め苦しんでいる人は多いかもしれない。
更には皆と同じようにできない自分、社会に適応できない自分を責め、二重に三重に苦しみを一人で背負い込んでしまっていることもある。
こうなってくるともう逃れようもなく、生きていること自体が辛くなってしまうだろう。
このようになった時に、私には一つだけ明確に言えることがある。
それはそうなっている人は決してダメな人間ではないということ。
私は様々な人の悩み苦しみを日々聞いているけれど、今まで一つとして理由のない苦しみなど存在したことはなかったからである。
皆それぞれに事情を抱えている。
育った環境、今までしてきた体験、出会ってきた人々との間で起こった出来事など様々である。
それらを丁寧に聞いていけば、なぜその人がその問題をそのような形で抱えなければならなかったのかが解ってくる。
それが解ってくれば、問題を解く糸口もおのずと見えてくることが多い。
人は時に一人抱え込んで自暴自棄になることがあるけれど、そんな時こそ自分を冷静に振り返ることが出来る環境を選んで、今までの自分を思いっきり語り、この先少しでも楽になれる道、希望を持てる道を誰かと共に模索していく・・・
そんな機会を、自分にプレゼントしてあげるのも一つの立派な選択になるかもしれない。