親の重荷を背負って生きている子供がいる。
そのような子供は、親の愚痴を聴いていることが多い傾向がある。
親に迷惑をかけまいと必死で自分の欲求を閉じ込めて生きる子供がいる。
そのような子供は、人の欲求が手に取るようにわかるが、自分の欲求には疎くなってしまい、そのことで後々ストレスを溜め込むことが多くなる傾向がある。
親にどうにか目を向けてもらおうと、様々な問題を親に投げかける子供がいる。
そのような子供は、親をさんざん困らせ、他人からは面倒な子と思われることが多くなる傾向がある。
親の言いつけを守って自分の存在を認めてもらおうと、一生懸命頑張って生きている子供がいる。
そのような子供は、比較的若いうちに生きることに疲れ、燃え尽きてしまったり、自分が何をしたいのか分からなくなってしまう傾向がある。
これらの傾向は、子供にそれぞれ個性があるため、全てに当てはまるとは限らない。
しかしこのような成育のプロセスを経て、両親をはじめとする人との関わりの習慣が身に付いてしまったが故に、大人になってからもその習慣が抜けず苦しんでいる人がたくさんいるのは確かである。
こうしたことで苦しんでいる人たちは、自分自身の関わりの傾向性を知ったうえで、その改善に取り組んでいきたいところである。