人は受け入れ難い出来事に遭遇した時、
誰かを悪者にして責めることで、自分の心を慰めようとする(心の均衡を保とうとする)ことがある。
自分を悪者にして責めるのが、罪悪感。
他者を悪者にして責めるのが、恨み。
なんとか苦しい心の状態を、平静に保つためには、
こうすることしかないと考えてしまいがちだが、
どちらの態度をとったとしても、物事が解決することは無く、
誰かが傷つき、誰かが泥をかぶるような、
いわゆる浮かばれない人・報われない人を、
この世に排出しまうことになる。
真の問題解決は、自分の心をすぐに楽にしてあげることではなく、
しっかりと事実に向き合っていくことの中にある。
強い心は、事実をしっかり受け止めていくことで育まれていく。