人を頼らず 何でも一人で出来るようになることだけが自立というわけではない。
それが出来るうちは良いかもしれないが、病気や怪我、平常を保つことが出来なくなるほどの心の不調など様々なトラブルに遭遇した時、自分一人ではどうにもならなくなることが人生には起きたりする。
そんな時に誰をも頼ることができず、問題を抱え込んだまま自ら命を絶ってしまったり、自暴自棄になって破壊行動に走るのであれば、それは自立の結果と言えるだろうか?
自立と孤立は別物である。
また自立と依存は対立するものではなく、バランスをはかるものである。
それは夫婦関係・親子関係・恋人との関係・友人関係・自然との関係、あらゆるものとの関係性において言えるのではないだろうか。
辛い時に人に助けを求めることや、人と適切につながれることも自立のバロメーターの一つになる。
意地を張って一人で頑張り過ぎず、人様の協力を得たり、サポートを得るなど、自分の弱さを認め開示していくことも真の自立への一歩となるのである。